国民投票法改正案~投票所へ入場可能な子供の範囲拡大~
さて、国民投票法改正案の七項目すべて書き終える前に・・・
国民投票法改正案が成立してしまいました。
いや、正直この法案が、極悪非道な法律だとは思ってないんですが
この法律が成立することで、
改憲議論が始めやすくなってしまう
という怖さがあるんですよね
さて、国民投票法改正案(今となっては案でもない)
7つ目の項目は、
投票所へ入場可能な子供の範囲拡大です。
現行法では、投票所に入れる人は
投票人、投票所の事務に従事する者、投票所を監視する職権を有する者又は当該警察官でなければ、投票所に入ることができない。ただし、投票人の同伴する幼児その他の投票人とともに投票所に入ることについてやむを得ない事情がある者として投票管理者が認めたものについては、この限りでない。(第72条)
と定められています。
要は、お父さん、お母さんが投票に行く際、外で一人で待たせておくことができないような幼児等でなければ、投票所には基本入ることができないというものですね。
これが改正案では、「幼児」の文言が外れて、18歳未満に拡大されます。
投票権を得る前に、選挙とはどんなもんかと、投票所に入って雰囲気を感じることができるのは、いいことだと思いますね。若者の選挙離れとか言われてる状況を変えようとしてますというアピールにはもってこいでしょう。
実際、学校の社会科見学で投票所を見学するなんてことを想定してるとか聞いたこともありますが、そもそも投票日は休日ですけど、期日前投票所でも見学させるつもりですかね?それとも休日に社会科見学します?
まあ、若者の政治に対する意識は、政府のコロナ対策の実績()で確実に上昇したと思いますけどね。普段政治に無関心な層も今回でかなり政治意識が出てきたことでしょう。
しかし、それも慎重に考えなければいけません。
東日本大震災に対する政府の対応を思い出して、投票して悔いのない投票先を選びましょう。